ご挨拶


初春の月にして気淑く風らぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす
(『万葉集』巻五「梅花歌三十二首并序」より)

1300年前、大宰府の長官であった大伴旅人により催された「梅花の宴」。その情景を描いたこの歌から新元号「令和」が生まれました。

記念すべき令和元年に設立したのが赤坂・一期一会プロジェクトです。日本の伝統文化が好きな東京都港区の住民たちによる地域のボランティア団体です。

私たちは港区で万葉集を広めていくことを目的にしています。たとえば、港区立伝統文化交流館で朗唱の会を開催しています。

2年前からは、オンラインによる万葉集の講座も開催しています。港区だけでなく、全国から大勢の方が参加されます。

万葉集を通じて、一期一会の出会いが生まれることを願っています。


赤坂・一期一会プロジェクト代表 及川廣子(港区観光大使)

万葉画家、鈴木靖将氏による肖像画