万葉のことばが夜風に灯る
11月28日(金)、高橋是清公園(東京都・港区赤坂)のライトアップイベント「夜の公園美術館」に参加しました。
高橋是清公園は、第20代内閣総理大臣・高橋是清(1854–1936)の邸宅跡として知られ、1941年の開園以来、赤坂の人たちに親しまれてきた歴史ある公園です。
「夜の公園美術館」は、都市の公園を“夜だけのアートギャラリー”へと変える灯りの企画。園内では紅葉に溶け込む立体作品やインスタレーション、そして草月流によるいけばなが光の中で立ち上がり、昼とは別の表情で来場者を迎えていました。
私たちは幻想的な雰囲気の中で、万葉集の朗唱を行いました。
古代のことばの響きが夜気の中へほどけていくと、散策に訪れた方々が足を止め、しばし耳を傾けてくださり、その後、温かな拍手が公園に響きました。
これからも万葉のことばが夜風に灯るような場をつくっていきます。
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